好きなもの
空の青 夕立のあとのにおい
夕焼けの赤 静けさの中の雨音
肉屋のあげたてコロッケ なつかしい味の昔風ドーナツ
6月のあじさい 夏に咲くひまわり 野に咲くあざみ
君の好きなものは何ですか わたしと同じものはあったかな
やっぱり 一番好きなものは 生まれ育った ふるさとのにおい
根っこ
毎日楽しくやっていますか
人と話すこと 人に合わせること 人とうまくつき合うって
むづかしいなんて 思ってる君
君の根っこは ちゃんと根づいていますか
自分の中に しっかりと根をはり のびようとしていますか
君がしっかりしていれば大丈夫 もっと自分を出してもいいよ
根っこがしっかりしていれば ちょっとやそっとで ひっこぬかれないから
そんな君もきっと いつか人の心に 根づくような やさしい人になるんだよ
今やるべきこと
毎日が かけ足ですぎていく
昨日より今日 今日より明日 少しでもよくなりたいと 人は生きている
今日は昨日と何も変わらないと 思っている君
気づかないだけで 同じ日なんてないんだよ
今やるべきことを 今もっている力を 出し切って 一日を終えてほしい
思うようにいかない事は 明日からの君への問いかけ その答えをみつけて
いくことが大事 みんな そうやって生きているんだよ
おかあちゃん
若かった頃 自分の事しか 考えてなかった
ただ自分の思いのままに 歩いてた
自分が人の親になって やっと おかあちゃんの気持ちがわかる
おかあちゃんの大きさ 優しさ あたたかさ……
若い君も 今は自分が決めた道を いっしょうけんめい 歩きなさい
君のおかあちゃんも きっとエールを送ってくれている
傷ついた時は 子供の頃のように あたたかい手を広げて 受けとめてくれるよ
君が大人になって その大きさがわかる時は きっとくるからね
春の風
風はやさしく 君のほほを なでていく
「がんばってるね」というように
君のむねに 吹く風は 「だいじょうぶ」とさっていく
君の背中を押す風は 「さあ 夢に向かって 行きなさい」
分かれ道とまどう君に 「自分を信じて」とエールを送る
春の風は やさしくて強くて かっこいい
この道は
今 君がすすむこの道は 君が選んだ道
おもうように すすめばいい
一日一日を大切に その日にできる事を 精一杯やればいい
苦しい時 つらい時もあるだろう それ以上に 楽しい事 うれしい事も待っている
この先は いくつもの 分かれ道に でくわすだろう
どの道を すすむべきかは 君が決める
きみの胸にひめた 熱い思いがあれば 道の向こうに 光がみえるだろう
ただその道を ひたすら すすめばいい